「とりあえず、どこか座ろっか」と蓮が言うので私たちは近くのベンチに向かった。花音が真ん中に座って、私はその隣に腰を下ろした。男子二人は立ったままだ。
「水谷さん、飲み物買ってこようか」との蓮の言葉に「いい、自分のあるから」とぶっきらぼうに答える花音。
これは相手が蓮だからなのか、それとも気分が優れないからだろうか。後者、いや両方かな。
花音はカバンから水筒を取り出し、一口飲んで息を吐いた。
花音平気か、と鎌田くんが聞いた。
その言葉に花音は頷く。
「ありがとう。だいぶ落ち着いた」
花音はそう言ったけど、まだ顔色が優れないみたい。ジェットコースター以外の軽いアトラクションだったら一緒に乗れるかな。
そんなことを考えていると蓮に名前を呼ばれた。
「二人は遊んできなよ。俺、水谷さんと一緒にいるから」
蓮が私と鎌田くんを二人きりにするようなことを言うなんて驚きだった。今日の蓮はやっぱり変だ。
ん、待って。二人って。私と鎌田くんだよね。
二人きりだと緊張するから蓮たちに来てもらったのにそれじゃ意味ないじゃん。
「でもさ」と小さく呟いた。その声は鎌田くんにかき消されてしまったけれど。
「藤野さん。花音は山本くんがいるから大丈夫だって。二人で回ろう」
鎌田くんは私の方に右手を差し出した。まるで王子様のエスコートのように。
鎌田くんは爽やかイケメンに加えて王子様要素も持っているのか。これはときめきポイント高い……って違う。鎌田くんと二人とか無理だよ。
けど、それ以上に鎌田王子の手をとらないという選択はできない。
私はうん、と頷き、鎌田くんの手をとったのだ。
「水谷さん、飲み物買ってこようか」との蓮の言葉に「いい、自分のあるから」とぶっきらぼうに答える花音。
これは相手が蓮だからなのか、それとも気分が優れないからだろうか。後者、いや両方かな。
花音はカバンから水筒を取り出し、一口飲んで息を吐いた。
花音平気か、と鎌田くんが聞いた。
その言葉に花音は頷く。
「ありがとう。だいぶ落ち着いた」
花音はそう言ったけど、まだ顔色が優れないみたい。ジェットコースター以外の軽いアトラクションだったら一緒に乗れるかな。
そんなことを考えていると蓮に名前を呼ばれた。
「二人は遊んできなよ。俺、水谷さんと一緒にいるから」
蓮が私と鎌田くんを二人きりにするようなことを言うなんて驚きだった。今日の蓮はやっぱり変だ。
ん、待って。二人って。私と鎌田くんだよね。
二人きりだと緊張するから蓮たちに来てもらったのにそれじゃ意味ないじゃん。
「でもさ」と小さく呟いた。その声は鎌田くんにかき消されてしまったけれど。
「藤野さん。花音は山本くんがいるから大丈夫だって。二人で回ろう」
鎌田くんは私の方に右手を差し出した。まるで王子様のエスコートのように。
鎌田くんは爽やかイケメンに加えて王子様要素も持っているのか。これはときめきポイント高い……って違う。鎌田くんと二人とか無理だよ。
けど、それ以上に鎌田王子の手をとらないという選択はできない。
私はうん、と頷き、鎌田くんの手をとったのだ。


