【完】恋なんてするものか!






あとは2セット目でどのくらい点数を稼げるかだ。





ぎゃふんと言わせてやるんだ!





相変わらず、ギャラリーの盛り上がりも凄いことになっている。






私が何回も点をとるから、点をとる度にキャーキャーと盛り上がってくれる。






まあ、嬉しいんだけどね。






去年同様、そんなに盛り上がらなくても.....と、内心動揺してる。






別に私はあなた達のアイドルでも何でもないんだしさ。







でも、応援してくれてること自体は嬉しいし、その応援の声が力に変わってるのも事実。






応援してくれてる子達のためにも、チームのためにも、そして一番は自分のために。






2セット目も気合入れて頑張る。





そして、運命の2セット目が始まった─────.....







「どんなもんよー!」





「まあまあだな。」





と、相変わらずすかした顔をするアイツに、心底腹が立つ。






な、なによ!





これでも足りないってわけ!?






2セット目で私が点数をとったのは21回。





だからあんたは自分のゲームで、しかも1クォーターの中だけで40回シュートを決めんのよ!?






それでもその余裕の表情か!?






少しくらいは、やばい、て顔しなさいよ!





いつもいつも余裕たっぷりで、かなりムカつく!!!






「私の勝ちは決まったわね!」





フンとあいつにドヤ顔。




この結果を見て私なんて勝てるわけがないんだから。






「その言葉、そっくりそのままお返しするよ。」





そう、自慢げに言うと、バスケのコートに向かっていった。






.......なによ。




これでも私に勝てるって自信がるわけ?






じゃあ見せてもらおうじゃない。




あなたのその余裕たっぷりの笑顔。さぞかし上手なんでしょうね?