【完】恋なんてするものか!







あいつばっかり、いつも余裕で。





いつも負けてばかり。






今回だけは、負けてたまるもんですか!





第一試合は、特にデュースもなく、あっという間に試合終了のホイッスルが鳴り響いた。






運命の試合が始まる。





コートに入り練習開始。





準備運動や、ボールを触る練習を軽くやり、試合開始。






コートの後ろに一列に並び、





───ピーーーーッ





という、笛と同時に試合が始まった。






相手は3年生。





この試合に勝てるか勝てないかは置いておき、私は1点でも多く点数を取らなきゃいけない。






ふとギャラリーを見上げると、





「ねね、香澄ちゃんのクラスだよ!」





「やば!応援しなきゃ!」




と、去年同様ガヤガヤと私を応援にし来てくれたほかのクラスの子たち。






に、混じって、ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべるあいつの姿。





負けてらんない!あんなふざけたヤツに!






***





───ピーーーーッ!!




「コートチェンジお願いします!」





1セット目が終了。




私たちのクラスが取った。





「さすが遠藤だな!大活躍じゃん!」





「これなら勝てるよ!」





と、クラスメートの子達が声をかけてくれる。






そりゃ、そうよ!




意地でも点数取ろうとしてんだから!





私が点を決めたのは25点中19点。





なかなか頑張ってない!?






バレー部の次期エースの子もいるけど、申し訳ないけど第一試合だけは点数をくれ!と、お願いした。






何かを察知したその子は、私のお願いを飲んでくれて、私が後ろに下がってもバックアタックでトスをくれたりした。