【完】恋なんてするものか!






これは、なにがなんでも勝つしかない!





負けるなんてこと、許されない!





そんなこと私のプライドが許さない!




バスケは1クォーター20分。





バレーは25点マッチを2セット先取。




多少無理してでも、点数を取らなきゃ!




多分、身長的にアタッカーにしてもらえるだろう。





あとは、サーブも磨いてサービスエースも狙わなきゃ。




あいつは何点入れたかじゃない。




何回ゴールを決めたか。





詳しいことはよくわかんないけど、たぶんどっこいどっこいの勝負だ.......と思う。





こうなったら自主練しなきゃ!




「またまた、すごい話になりましたね!」





「聞いてたなら、助け舟出してくれたっていいじゃん!」





「ふたりでラブラブしてたから、入れなかった~~♡」




ラブラブしてないし。




誰がどう見たって、張り合ってるとしか思えないでしょ!




あれをラブラブなんて言ってる美華は、ちょっとおかしいと思う。うん。





「まあまあ、いいじゃないの!受け入れちゃったのは、香澄なわけだし。」





私だって好きで受け入れたわけじゃないけどね?





断る気満々だったわよ!




だけど、悔しいけど、あいつのほうがひとつ上だった。





あいつの挑発に乗った私も、今冷静になって考えたら、馬鹿だと思うけどね。





でも、受け入れてしまったからには仕方ない。





勝負するしかない。