そんな無意味な勝負、やるわけないでしょ!
私にメリットなんてないじゃん!
「断るって言ってるでしょ?絶対そんなの受けない。」
フンッと顔を背けた。
こんな話、無視よ!無視!
「ナニ。俺に負けそうで怖いの?」
......ムカッ。
なにそれ。
「勝負すらしてないのに、怖気づいてんの?ダセー。」
カッチーン。
黙って聞いてりゃ、言いたい放題言いやがって!
「はあ?んなわけないでしょ!受けてやるわよ!」
と、つい勢いで言ってしまった。
だって、あんなこと嫌味たっぷりで言われたら誰だってムカつくでしょ!?
「ふっ。そう来なくちゃな。」
「私が勝てばいいんでしょ?勝・て・ば!」
そしたらデートなんていかなくてすむ。
誰があんたなんかとデートに行くもんですか!
私はほかの女子みたいに、泣かされたくなんてないから!
「ああ。もし香澄が勝てばなんでも言うこと聞いてやる。」
.......言ったわね?
なんでもいうこと聞くって、言ったね?
「ただ、俺が勝てば俺とデートに行く。」
「あーあーあー!受けて立つわよ!絶対アンタなんかに負けないけどね!!」
「決まりだな。」

