【完】恋なんてするものか!







違う球技になったら、それはそれで楽しめればいいかな?とは思ってる。






美華と球技大会の話をして盛り上がっていると、今まで女子に囲まれていたはずの梓が自分の席につき、





「香澄は今年もバレーか。」





なーんて、話に割り込んできた。




心の中では、『なんでいちいち話に入ってくんだよ。』なんて思いながらも





「まあ、出られれば。」





と、適当に返事をする。





「去年は大盛り上がりだったもんな!今年も応援団がすげーんだろうな。」





と、言う。




あんただって人のこと言えないくせに。




去年は知らなかったけど、あんたの女からの人気具合を見るとあんたも相当応援団がいるんじゃないかしら?






嫌味なんだか、なんなのか。





「あんたはバスケ出るんだって?」





「あれ、俺が女の子たちと話してたの聞いてたんだ~。」






普通に聞いたのに、ニヤニヤしながらこいつ........






「まあ?どっかの誰かさんが声でかいから?」





特に声はでかくなかったけど、私がちょっと意識して梓の話してる内容を聞いていたなんて死んでも知られたくない!






「本当は俺のこと気になって、聞く耳立ててたくせに。」





「黙って質問に答えて。」





「黙ったら質問にも答えられねーよ(笑)」





「うるさい!質問に答えろ!」





話が進まないだろ!




余計なことでつっかえてないで、さっさと質問に答えろっての。





ゲラゲラ笑う梓を睨みつける。




「そうだよ。バスケ出ようと思ってる。」





「あっそ。」





なんか、イライラしてきた!




人と話してるのに、ゲラゲラ笑いやがって!






こんなやつと話したくないわっ!ボケ!