【完】恋なんてするものか!







なんか気分がスッキリして、軽い足取りで図書室までやってきた。





───ガラガラ





扉を開ける。





「.......」





───ガラガラ





えっ......と?




な、なんか見たことある顔が、昨日私が座ってた椅子に座ってた気がする、けど.......






いや、まさか。





まさか、ねえ?




あるわけないよね??





疲れすぎて、幻覚も見るようになったのか?





パンッと両頬を叩き、気を取り直して図書室の扉を開けた。





「きゃっ!!」





すると今度は、扉の目の前に梓の姿。





すぐさま逃げようと思ったけど、





「捕まえた。今度は逃がさない。」





と、今日は正面から抱きしめられてしまった。





「や、離して!」





「ダメ、離さない。今日1日中避け続けやがって。離すわけないだろ。」





だ、だからって、抱きしめるなんて!!




しかも正面から?




考えられないいいい!!!





「いーやーだー!離して!」





「あんまり暴れると、キスするよ?」





「くっ.....」





「そ、いい子。」




ポンポンと頭を撫でる梓。





むっかつく.......




なんなわけ、この状態は!