【完】恋なんてするものか!







.......いや、深く考えるのはやめよう。





終わった話。





終わった話なのよ。





助けてくれたのがあいつじゃなくても、私は泣いてた。.....と思う。






「なーに、ひとりで百面相してんの?」





「か、顔に出てた?」





「いろいろ悩んでいるようですねぇ~。」





「ニヤニヤしてないで!!」





悩みたくて悩んでるんじゃないし。




「でもさ、よく香澄のこと見つけたね。ナイスタイミングじゃん!」





「ま、まあね?」





「もしかしたら、後つけてる、とか?」





「んなわけあるか!」




それならストーカー罪で訴えてやる!





「冗談だよ~!(笑)香澄って、黒河くんのことになると、冗談通じなくなるよね!」





「そ、そんなことないから!」





変な事言わないでよ!




ただでさえ梓のことに敏感........なわけじゃないけど!!






........はあ。





なんかもう疲れた。




何こんなに焦ってんの。





思って違うって言い聞かせて。






「なになに~?意識しちゃってんの?」





「してません。断じてない。」





「即答かっ!」





当たり前でしょ!




梓を意識してる?




ありえない!!





「でも助けてくれたんでしょ~?そこで恋が芽生えるとか.......」





「私が梓に恋!?ありっっえない!!」





そう、私は大声を出した。





すると、目をまん丸にして私の顔をガン見する美華。





え.......っと?




私そんな変なこと言った?