お願いだからこれ以上何も起きないで欲しいんですけど。
私の身がもたない。
神社にでも行って厄落とししてこようかな。
家に帰って、部屋のベッドに腰をかけた。
学校で有名なヤツと絡むとろくなことないなあ。
男も女もどうしょうもないやつばっかりだよ、本当に。
「あーあ!」
そのままベッドに倒れ込んだ。
明日から、どんな顔で会えばいいんだろう?
助けてくれたお礼は、一応言ったけど.....
なんか、無理やり帰ってきちゃったさ。
助けてくれた時の梓の顔とか、声とか。
なんとなく、学校で会うって思うと気まずい。
きっとあいつは、いつも通りに話しかけてくる.......と思うけど。
その場のノリでなんとかなる、よね?
こんなことで悩んでるなんて、私らしくない!
どうにかなるわよ。
梓ごときで悩んでるなんて、ありえない!
無視無視。
考えるのやめよ!
頭の中にいるあいつの顔を消すように、私はお風呂の準備をして、お風呂に入った。
次の日。
いつも通り、美華と雑談をしてチャイムがなるのを待っていると、梓が登校してきた。
教室内でも、教室外でも、女の子がキャーキャー言ってる。
飽きないのかねぇ。
隣の机にカバンを置くと、
「はよ。」
と、私に挨拶をしてきた。
無視しようかと思ったけど、挨拶程度なら、と「おはよ。」と、聞こえるか聞こえないかくらいの声で返した。

