「最初はちゃんと断ってたよ?」
「本当に?」
「そこ、疑うなよ(笑)」
だって、信じられないんだもん。
「でも、しつこい女はしつこいし、
1回だけでいいから、
だとか、
気持ちがなくてもいいから、
だとか、理由くっつけて断ってもよってきたんだよ。
だからもう、どうでもよくなって断らなくなった、てとこ?」
なるほどね。
私には、その女子たちの気持ちはわからない。
だって、気持ちがあるからこそ彼氏彼女っていう存在がいて。
だからこそできること、言えることがあると思ってるから。
私が今まで恋愛したことなくて、お堅い人間なだけなのかもしれないけど。
私は自分の意見が間違ってるとは思わない。
「別にそのまま断り続ければよかったのに。」
よってきても、しつこくても、断り続ければ、黒河だって苦労しないだろうに。
昨日みたいな出来事だって起こらないでしょ?
「ま、俺も男だからさ~~。別に向こうがいいなら、いっか!的な!」
そう、軽々しく言うけど。
「本気で誰かを好きになったり、好きになられたりしたこと、あるの?」
「んー.......どうだろうな(笑)」
私、あんたがわからない。
何を考えてるのか。何を思ってるのか。
本当は、誰にも言ってない気持ちがあるんじゃないかな?って。
なんとなくそう思えて。
本当に、すべての物事を軽く考えるような人間なのかな?て。
「香澄はあんの?」
「ないですけど、ナニカ。」
恋愛なんて、生まれてきてからしてきたのか不明。
初恋は保育園!
なんていう人もいうけれど。
思い出しても、誰がかっこいいとか、誰が好きだとか。
そんなこと思ったことあったっけ?

