「それと.....俺、いつか絶対叶えたい夢がある。」
と、真面目な表情に変わった蒼介くん。
「お互い、生活面でも精神面でも安定したら、一緒に住みたい。まだまだガキだし、将来のことなんて何一つ見えないけど、俺は、美華と結婚したいって本気で思ってるから。」
急なプチプロポーズに、思考が停止する。
でも、それ以上に嬉しさが心の底から込み上げた。
「その夢、私も一緒っ!!!!」
嬉しい!!
嬉しい、嬉しい!!
そんなふうに思っててくれてたなんて!
絶対に、その夢、叶えたい!!!
「これから先もずっと、蒼介くんのそばにいさせてね!」
「当たり前。離さないよ。」
そう言うと、再び私にキスをした。
寂しい気持ちでいっぱいだった卒業式だったけど、心はすっかり晴れていた。
「あ、ひとつ言い忘れてた。」
と、なにか思い出した蒼介くんは私の耳元に口を寄せると、
「俺のアパートきた時は.....手加減しないから覚悟するんだよ?たくさん、愛してあげるね?」
と、囁くのだった。
顔から火が出るんじゃないかと言うほど赤面したのは言うまでもない。
でも、そんな蒼介くんの隣にずっといたいと心から思った。
fin.

