【完】恋なんてするものか!




また新たに結びついた絆。



こうやってどんどんいろんな人との繋がりができていくんだ。





「じゃ、最後の文化祭、思い切り楽しんでくださいね!」



そう、全力の笑顔を向けた葵くんは、背を向けて歩いていった。




再びふたりきりになる。




「泣き虫。」と、私の頭を小突く梓。




「俺以外の男の前で泣いてんじゃねーよ。」




「な、何よその発言は!!」




「そうじゃなくても香澄に恋愛感情持ってる男の前だぞ。危機感もてよな!」




「どういう意味よ!」




もう、葵くんとのことは解決したんじゃないの!?




あんないいこと、葵くんに伝えてたのに。



本心は違うってこと?



「よく言うだろ、男は女の涙には弱いって。」




「ま、まあ....」




「あんまり、無防備な姿見せるんじゃねーぞ!」




「俺以外の男の前ではな。」と、耳元で囁くと私の手を取り歩き出した。




ガヤガヤと賑わっている校内。



チラチラと目線を感じる。



ヒソヒソと噂話をされてる気がする。




きっとそれは、梓が大々的に私の名前を出して告白したからであって。





「あーーーーーっ!いたっ!!!」