考え過ぎもよくないよね。
とりあえず今は、接客に集中しよ。
何とか頭の中の邪念を振り払い、持ち場に戻った。
大盛り上がりの文化祭も半分を終えた。
「香澄!!!休憩行こっ!」
「うん!」
午前中の店番を終え、私と美華は休憩。
エプロンとカチューシャを脱ぎ、教室を出た。
「あ、これ、もうすぐじゃん。」
廊下を歩き始めてすぐ。
美華が壁に貼ってある張り紙を指さした。
『美男美女カップルコンテスト』
12時半から体育館で行われるらしい。
毎年このようなイベントを体育館で開催している気がする。
「香澄も出ればよかったのに!」
「やーだよ、恥ずかしい!」
このイベントが決まった時、凛ちゃんとか美華に出なよって言われたけど。
こんなの恥ずかしすぎて無理。
もちろん、梓は悪ノリして「出ようぜ!」なんて言ってたけど。全力で拒否。
「ちょっと気になるし、見に行ってみる?」
「いーよ!」
ほかのクラスの出店でお昼ご飯を買い、私たちは体育館に向かった。

