梓のことをちゃんと見て、好きと言ってるとは思えない。
ほんとに梓のことを好きな人は、そんなことしないって思う。
この世の女の子、全員と比べたって梓を好きな気持ちは私が1番だって。
そのくらいの自信はある。
「あんたなんかと話してても、らちあかない。好きにしていいよ。」
そう言うと、ニヤニヤと笑いながら私に近づき始めてくる。
「こんな卑怯なことやめなよ!」
「あんたにそんなこと言われる筋合いないから。」
この倉庫は学校の少し外れにあって、滅多に人がこないからきっと大声出しても気づかれない。
どうする.....
ゆっくりと近づいてるく男子に、一歩一歩距離をとる。
しかし、壁においつめられてしまった。
もー!なんでこんなことになるの....
「離れてよ。」
そう力なく言ったところで、かなうわけもなく。
今回こそもう、ダメかと思ったときだった。
「ちっ。」
倉庫に近づく、足音が聞こえてきたのだ。
その音に気づいた宮本さんは舌打ちをした。
「こんなことで済むと思うなよ。」
そう言うと、男子たちを引連れて倉庫を出ていった。
「はあ~~~~~。」
大きくため息をついてその場に座り込んだ。
と、とりあえず、助かった......
───バンッ!!!

