【完】恋なんてするものか!





なんで話しかけてくるかな....




極力関わりたくないのに。



「ちょうどよかった!用事があって呼びに行こうと思ってたとこだったの!」




なーんて明るく言ってる宮本さん。



「ごめん。文化祭の準備で立て込んでて。」




ふたりになったらろくなことにならない。



適当に嘘ついてやり過ごすのが1番。




まあ、準備に追われてるのも嘘じゃないし。



「今からどこ行くの?」




「倉庫に用事。だからごめん。」




「なーんだ!ちょうどよかった!私も倉庫行こうと思ってたんだ!」




私の言葉を聞いて思いついたのか、もともと倉庫に行くつもりだったのかは知らないけどそんなことを言い出す。




またやっかいなことになりそうなんだけど.....





私は宮本さんのことを半分無視して倉庫へ向かった。




そんな私の後ろを呑気に着いてくる宮本さん。




ほんとに着いてくるの......?




後ろにいるであろう宮本さんを感じながらも早歩きで倉庫に向かった。





───ガラガラ



えっとガムテープ....




宮本さんのことは考えないようにしながら、本当の用事だったガムテープを探す。




「あんたって、本当に図々しいよね。」




「.....」




倉庫と言っても、普通に使ってない教室が物置になってる状態。