「はぁ....」と、私は盛大にため息をついた。
「そうかもしれないけど、それをあなたにどうこう言われる意味がわからない。あなたは梓のなんなの?」
人の恋愛にケチつけられる筋合いないんだけど。
「恥ずかしくないわけ?あんなにモテモテな男の子の隣にいる自分が。」
きっと。
少し前の私なら、ここでへこたれてたと思う。
言われたこと真に受けて。自信なくして。
だけど、もう負けたくない。
私には、梓がついていてくれてる。
「それでも、選んでくれたのは梓だから。自信もって梓の隣にいない方がよっぽども恥ずかしいわ。」
「すごい自信家。逆に尊敬しちゃーう。」
「要件それだけ?じゃ、戻るね。」
もうこれ以上付き合ってられない。
そう思って歩き出した時。
「これで終わると思うなよ。」
後ろでそう聞こえた。
振り返れば、どす黒いオーラをこれでもかと出しながら私のことを睨んでいた。
私のほうに歩き出し、
「あんたなんてひねり潰せるんだから。簡単に。」
そう耳元で呟くと「じゃあ、また。」と、教室から出ていった。
何を企んでいるのかと、少し怖くもあるけど。
だけど、こんな所で負けるわけにはいかない。

