不特定多数の女子と関係持って、付き合わずに体だけ重ねて。
あんた、軽い男の象徴だからね?
だけど。
それ以上に気になるのは.......
「えっと、気になるやつって今.......」
「うん。あんたのことだけど?」
ああ。
空耳であってほしかった。
聞き直したら、事実が変わるんじゃないかって願ったけど。
やっぱり聞き間違えではなかったみたい。
「いやいやいやいや!おかしくない?」
「ん?なにが?」
「あんたの言ってること全部よ!!」
なに、シレッと『俺のお気に入り』的なこと言っちゃってくれてんの?
冗談でしょ?
冗談ですよね!?
「おかしいところなんてひとつもないだろ。」
「おかしいところしかないでしょ!」
「だから、どこがだって。」
「何がお気に入りなの?なんでそんなことになってんの?また冗談言ってからかってるだけなんでしょ?」
おねがいだからさ、これ以上深く関わってこないでよ。
今の時点であんたとどうか変わればいいのか悩んでるんだから。
「冗談でも、からかってるつもりもねーけど?」
だ、ダメだ。
到底私には、手に負えない。
この自由奔放で、自分勝手な黒河を止めることはできません。
「あっそーですか。それはどうもありがとうございます。」
どうでもよくなって、そういったつもりなのに。
「なに、照れてんの?」
なんて、能天気なことを発してるこいつをそろそろ黙らせてくれませんか、誰か。

