「なんで?見つめたらダメなの?」
「だ、ダメ.....っ!」
「なんでダメなの?」
「な、何でも!!」
「ドキドキするから?」
「~~~~っ....だったら何!?」
結局やけくそになる私って....
私の返答に、なぜかニヤニヤ嬉しそうな梓。
「ふっ...かわいー。」
「かっ、からかわないで!」
「本気だけど?だから、目逸らさないで、ちゃんと見て。」
私のあごをクイッと持ち上げる。
チラッと梓と目が合い、そして捕まる。
「ねぇ。キスしたい。」
「は、はあ!?」
いきなり何を言い出す!
「だから、キスしたい。」
「ば、バカなの!?ここ、学校だよ!?」
有り得ないって....
いつ、誰がこの教室に来るかもわからないのに。
さすがだとしか思えない....
「バカでもいーから。キスしていい?」
「だ、ダメに決まってるでしょ!?」
「なんで?」
「な、なんでも!!」
そんな質問攻めしてきてもダメなものはダメ!!
校内でキスなんて、絶対できない!!
「えー。でもさ、顔はしたそうだけど。」
「そ、そんな顔してません!」
そもそも、キスしたそうな顔ってどんな顔よ...
「そうやってさ、顔真っ赤にして、耳まで赤くしちゃってさ....」
「や.....やめっ....」
私の耳をスーッとなぞるように触る。

