【完】恋なんてするものか!





さっきまで、あの女の子となんの話しをしていたのか、結局どうなったのか、気になっちゃう。




変にドキドキして、お弁当を食べる箸の進みが悪い。




「体調悪いのか?全然食べないけど。」




「へっ!?あ、あー、食べるよ!大丈夫!」



見かねた梓が私に声をかけてきた。




いつもと変わらない梓。



急に声をかけられたせいで、ものすごく不自然な返事をしてしまった気がする....





これ以上不自然に思われないように、止まっていた箸を進める。




付き合う前から、色々と遠回りして沢山悩んだけど。




付き合ったら付き合ったで、新たな悩みとか不安とか沢山出てくるんだな。




彼氏なんていたことないし、こんなに幸せな思いも、逆にこんなにもどかしい思いも、全部初めて。





なんとかお弁当を食べ終え、残りの休み時間をどう過ごそうかと思っていた時だった。




「ちょっと、話があるんだけど。」



と、私のことをみながら梓が言う。




話......



この流れで話なんて、さっきのこと以外考えられない。




「あ、えっと.....うん。なに?」




「や、ふたりで話したいからさちょっといい?」



そう言うと、椅子から立ち上がった。



ここじゃ、話しづらい話なのかな。




なにかを察した美華は、「ふたりでいってらっしゃい~」と、手を振った。