いきなりの出来事に、あたふたするしかできない私。
当の本人は、なぜか楽しそうで。
「人に聞かれたくない話なら、もっと小せぇ声で話せば?」
と、小馬鹿にしたように言ってくる黒河。
.........朝からいらつく。
「どーせ、私は声でかいですよ!」
「よく分かってんじゃん。」
はあ!?
何こいつ。
性格悪すぎじゃないですか?
「からかうのもいい加減にしてって!どうせ、あんたには周りから女子がホイホイ寄ってくるんだから、そういう子の相手だけしてなさいよ!」
なんでいちいち突っかかってくんの?
私のことなんて、放っておいてくれればいいのに。
興奮して声を荒らげる私に、「お、落ち着いてよ.....」と、美華が困惑していた。
落ち着けるもんですか!
勝手に話に入ってきて、失礼なことばっかり言ってきて。
誰だってイライラするし、文句のひとつでも言ってやろうって思うでしょ!
「わりーけど、気に入ったやつのこと、すぐ手放すほど、軽い男じゃないんで。」
............うん。
ツッコミどころ満載で言葉が出てこないよ?
まず、軽い男じゃないってよく言えたね。
今までの自分の行動、自覚してないの?
あんたみたいな男を、軽い男っていうんだよ。

