「結構、向こうはまんざらでもないかもよ?」
「変な冗談やめてよ!」
たとえ。
たとえね?
向こうがまんざらじゃなかったとしても!
私が無理なのよ。
「あんな、自分に酔いしれて、女をとっかえひっかえしてる最低なやつ、二度と関わりたくないっての!」
あいつが好きな女子達だって、一回落ち着いて考えたほうがいいよ!
あんなやつを好きでいる資格なんてないから!
「少し周りより顔がよくて、女子にモテるからって調子乗って、自分の好き勝手に生きてるやつ、死んでも付き合いたくないわ!」
「.......すごい言いようだね。」
美華は苦笑いだ。
「美華だってそう思うでしょ!?あんなクソやろーと付き合いたいって思う?」
「わ、私もちょっと........」
ほらね!
どんなに顔がイケてても。
どんなにスタイルが良くても。
中身が重要なの。
見た目だけで人と付き合ってたって、いいことないんだから。
「あー、早く席替えしたい。こんなやつの隣、憂鬱で仕方ない!」
「さっきから、すげー悪口(笑)」
「ふぁっ!?」
い、いつの間に戻ってきやがった!
いきなり隣から低い声が聞こえてきた。
さっき、女子に呼ばれて教室を出て行ったよね?
「い、いつからいたの.......?」
「ん?さっき戻ってきた。」
「て、てか!人の話盗み聞きしないでよ!」
なに、ちゃっかり聞いちゃってんのよ!
黒河の話してて、それを本人に聞かれてただなんて。
しかも、本人への愚痴を.......

