だけど、そんな梓も、ほかの女の子たちには見向きもせず、真っ直ぐ私の元にやってくる。
それがなんとも嬉しくて。
モテる梓。
多少の不安もあるけど、それでも、だけどこの梓の行動が私を安心させる。
「どーせならふたりきりでお昼食べてくればいいのに!」
と、気を使って言ってくれた美華。
「ううん、大丈夫だよ!」
「ふたりの時間は別でつくるし!な?」
「え?あ、そ、そうね?」
や、そこで私に話振らないでよ!!恥ずかしいな!
気まずそうに「そう?」と美華は言った。
少しすると、
「ねぇ、私も仲間入れて?」
と、凛ちゃんも合流。
2年生の時と同じメンバーが揃った。
4人で過ごすお昼休み。
なんてことない時間だけど楽しくて。
私が梓とバカやってからかわれたり。
女子トークについていけない梓をバカにしてみたり。
ずっと笑ってた。
「じゃあ、また放課後迎えいくわ!」
「うん!わかった!」
お昼休み終了5分前。
梓と凛ちゃんは自分たちのクラスに戻って行った。
あと2時間頑張れば帰れる。
そう意気込んで、午後の授業をむかえた。

