【完】恋なんてするものか!





1時間目はLHR。




始業式と同じような話を繰り返し話され、クラス替えをし新しいクラスになったため、今年も軽くみんなで自己紹介をした。





去年のことがふと蘇る。




去年、初めて梓と同じクラスになって、梓の存在を知った。




初っ端から失礼な態度とられて、大嫌いだったなあ。




最悪なタイミングに何度も遭遇して。




突っぱねてるのに毎回ちょっかい出されて。




まさか恋人同士になるなんて思ってもなかったなあ。





何が起こるかわからないってことだよね。





きっと梓だって、私と恋人同士になるだなんて考えてもいなかっただろうし。





梓が同じクラスにいないことに少し寂しさを感じながらも先生に言われた通り自己紹介をした。





今年は去年と違い、その場で立って名前や出身中学、趣味などを言って終わり。





もしかしたら、去年もこの方式だったら梓とは関わることはなかったかもしれない。




あの自己紹介で近づいたようなものだし。






なーんて懐かしんでいたら、1時間目はあっという間に終わりのチャイムを向かえた。




2時間目から授業かー.....




憂鬱だなあ。




憂鬱な気持ちを抑えながらも、なんとか午前中の授業を終えた。





お昼休みになると、すぐ梓が私たちのクラスにお昼を持ってやってきた。




「よ。」




「よ。」




相変わらず女の子の視線を集めながら。