「待てよ。」
「ひやあっ!!」
いきなり後ろから思い切り抱きつかれる。
「俺を置いてくなんて、いい度胸してんじゃん?」
「あ、梓のせいでしょ!?」
「なんで俺のせいなんだよ。」
「な、なんでも!もうは、早く帰ろ!」
「わーったよ!しゃねーな。」
後ろから私を抱きしめていた手をほどき、私の手を握る梓。
本当この人といると、何されるかわかんないから心臓何個あっても足りないっての....
かなり振り回されてる気がする。
ふたりでバカやりながら帰る道。
こんなことできるのもあと1年。
そう考えたらすごく寂しい.....かも....
卒業なんて、したくないなあ。
「じゃ、また明日な。」
「うん、また明日。」
「昼休み、一緒に飯食おうぜ。」
「うん、わかった!」
梓はきた道をひとりで帰って行った。
次の日。
今日から本格的に授業が始まる。
とても憂鬱な気分だ。

