梓も、私と同じ気持ち.....かな?
私と同じクラスがよかったな、とか思ってる??
「まじで、学校くる気失せるわ~。くる意味ないわ~。」
「くる意味はあるでしょ!勉強するんだから!」
「はあー?お前の以内クラスで勉強なんかしてもはかどらねーし、つまんねーっての!」
「ちょっとそこのふたり!朝から熱すぎ!ほかでやってよね!」
ふたりでやりとりしてると、美華につっこまれた。
いやいや、熱くはないでしょ!
で、でも確かに今までのやりとりを思い返してみると、結構恥ずかしいこと言ってるかも。
いや、言ってるというか、言ってるのは梓なんだけど。
「あれ、みんな揃ってる!おはよ!」
そこに凛ちゃんもやってきた。
同じようにクラス表を見て自分を探す。
「えー、香澄ちゃんと美華ちゃんと別クラスなのー?」
そう、残念がる顔もとても可愛くて。
でも、私たちなんかと同じになりたいって思ってくれれたのはすごい嬉しい。
「きっと、凛ちゃんは大丈夫だろうけど、問題はほかの女たちよね!」
あごに手を当てて、フムフムといったような感じで美華は言う。
きっと梓のことを言ってるんだと思う。
「凛ちゃん。香澄のために、頼んだよ!」
「もちろんだよ!大切な香澄ちゃんとあずくんのためだもん!私が守る!!」
凛ちゃんの肩に手を置く美華に、ガッツポーズを決める凛ちゃん。
力強い味方をもったもんだ。

