「あのねぇ!もう答えは決まってんだから!言うだけじゃん!なんでそんな簡単なことが出来ないかなあ?」
そりゃそうなんだけどさー......
美華からしたら簡単かもしれないけどさ?
私には難しいも難しい。
人のことはどうでも言えるけど、いざ自分がその立場になれば、誰もそう簡単にはいけないよ。
「美華だってそうちゃんに告白しなって言ったとき、無理って言ってたじゃん!」
「それは、告白しても振られるかもしれない可能性があったからよ!でも香澄の場合は違うじゃん!あんな見え見えのアプローチ受けて、告白すらされてるんだよ?私だったら早く自分の気持ち伝えて、恋人同士になりたいよ!」
そ、そういうものなの.....かな?
まあ、気持ち伝えちゃえばこんなもどかしい気持ちもしないんだろうけど。
「黒河だって香澄のことが欲しくて欲しくてたまらないと思うよー?」
「そ、そうかなあ。」
「そうだよ!香澄が中途半端な関係続けてるから、どっちかといえば辛い思いしてるのは黒河だよ!!」
辛い思い、か。
まあ確かにそうかも。
好きとは言ってないけど、嫌いとも言ってない。
ハグも、ほっぺのチューも、間接キスも。
嫌がらない私。

