【完】恋なんてするものか!





いや、考えてみるけど特に進展はしてない......




間接キス、しただけだし......





あ、あとは、帰り際にギューしてほっぺにチューされて....




「何想像してんのよ!顔真っ赤にして!」




思い出すんじゃなかった。




昨日のことを思い出しただけでなんか恥ずかしくなってきた。




「もしや、もうゴールインしたとか!?」





「い、いや......まだ......」





「はあああ!?まだなのー!?せっかくチャンスあげたのに!!」





そ、そうなんだよ......




チャンスはあった。




確実に、自分の気持ちを伝えるタイミングはあった。





けど.....私の悪い癖が出て。




言えなかった。




冷静に今思い返したら、ベストタイミングだったのかも。




『好き』とは言わなくても。




『俺のこと好き?』て梓から聞かれたとき、ただ頷くだけで今の現状は大きく変わった。





なのにそれすらできなかった私。




「あー、ダメダメだー。」



私は机にうなだれた。




なんでこうなるんだろう。




あとすこしの勇気が出なくて。