それもこれも全ッ部、あのクソやろーのせいよ!!
あんな最低男、なんで人気があるわけ?
顔だけじゃん!
所詮みんな、顔ってことか........
だけど人間。
忘れたいことに限って忘れることができません。
「うぅ.........」
さっきの出来事が、私の頭を悩ませている。
これでも、男子に免疫ないし。
あんなの、反則でしょ......
遊び人のあいつは、あんなこと朝飯前だとしても、私はあいつとは全く違う。
恋愛なんてしたことないし。
あんなことになったことだって、あるわけないし。
息は整っているのに。
心臓だけは、忙しく動いている。
あんなやつに、ドキドキさせられるなんて。
なんという屈辱!!
ドキドキするなら、優しくていい人がよかった。
あんな、女子なら誰でもいいようなやつにドキドキさせられて。
そんなあいつの思い通りに動いている自分に腹が立つ。
きっと、そうやって女子を落とすことが楽しくて仕方がないんだ。
だけど、私はほかの女子とは違う!
絶対に、あんなやつに落ちたりしない。
断じてない!
戸惑ってるだけ。
今までないことが起こったから、ちょっと気が動転してるだけ。
ただ、それだけだ!
きっと、今日布団に入ってゆっくり寝れば、忘れ去るわ!
あんなもん!!
最低なあいつに腹が立ち。
そんなあいつに対して、なんにもできなかった自分に腹が立ち。
イライラして仕方ない!

