ふたりの策略におぼれた私。
ああああ.....この空気どうしよう?
「香澄ったら、耳まで真っ赤にして可愛すぎ!!」
「香澄ちゃん、乙女だね。」
ふたりのせいなんだからね?
どうしてくれるのよ!
まだ、告白もしてないのに。
こんなの、私が梓を好きですって言ってるようなもんだ。
ま、まさか、この状況で告白しろって.....ことですか?
私がグダグダしてるから、ふたりがタイミング作ってくれたとか、そういうこと.....?
いや、まさかそんなね。
こんな人前で、美華も凛ちゃんもいる前でそんなことないよね。
「その顔、俺以外のほかの男に見せんなよ。絶対。」
「いたっ!!」
頭に鈍い痛みが走る。
た、たたくことないでしょうが!!
「あーら、大胆♡」
「香澄ちゃん、愛されてるね。」
恥ずかしすぎて、どうにかなりそうだ....
タイミングよく、チャイムが鳴り、凛ちゃんと梓は席に戻った。
美華は相変わらず私の隣の席。
「もう香澄、大丈夫だよ!あとは気持ちを口にするだけじゃん!もうラブラブじゃんか!!」
「そ、そうかなあ?」
ま、まあ....両想い......なんだけどね?
あとは私が気持ちを伝えるだけ.....なんだけど....
告白するって考えただけで心臓破裂しそうになるくらい緊張しちゃうのに。
「さっきだってもう黒河のこと好きって言ったのも同じようなもんじゃん!!」
「だ、だってあれは....!さっきのはふたりが!」
ふたりが私のことをからかったせいでああなったんじゃんか!!
私は何も悪くないし!ふたりのせいだし!!

