シレッとそんなこと言ってるけどさ?
「まーたそんなこと言って。」
「ホントだけど。俺にチョコ持ってきてくれないくせに、他のやつからチョコもらう暇はあるんだなーって。」
「だ、だって、あんただって女の子の群れ作って、そんな中に渡しに行けるわけないでしょ!?」
「待ってたんだけどな。」
「こ、こうやって渡したんだからいいでしょ!そ、それに私にチョコくれた子だって大半は女の子だし.........!」
「男も女も関係ねーよ。」
ぐっと顔を近づけられ、何も言い返せなくなる。
「お前は、俺にだけチョコ渡すだけでいいの。誰からも貰わなくていいの。」
なんていう自己中発言!
好意でくれたんだからいいでしょうが!
「でもまあ、許してやるか。チョコ、俺だけにくれたんでしょ?」
「......そ、れは......」
「香澄からの本命チョコ。うれしーよ。」
ニヤニヤしやがって.......!
その、バカにした感じがムカつく!
「ぎ、義理に決まってるでしょ!?」
「そんな強がんなって。」
「ああ、あんたなんてね、義理チョコで十分よ!この私がチョコ作ってきただけ、ありがたいと思いなさいよね!」
ああ、言ってしまったー!
私、一生素直になんてなれない気がしてきた。
ずーっと、こんな調子な気がする。

