【完】恋なんてするものか!






おもしろそうに笑ってる梓。





く、悔しすぎるっ!




でも.......普通に戻れた。




緊張してたのも、やわらいだ。






こうやって、梓の肩に頭を預けるのも悪くないかも......





一定のリズムで、私の頭をポンポンとたたいてくれてる。





それが心地よくて。





ずっと、こうしててもいいか.......




「で、チョコは?」




な......とは思わない!!




図々しいやつだな!





「な、ないわよ!そんなもん!」





「嘘つき。俺のこと、待ってたくせに。」





「は、はあっ!?んなわけないでしょ!」





「知ってるから嘘つくな。」





........っ、ムキーーーっ!





何がしってるから、よ!




知らないでしょうが!




ま......ってたけども!?




でもそれを梓が知るわけないでしょう!





「俺だって、楽しみにしてたんだけど?香澄からの手作りチョコ。」





「嘘つけ!あーんな女の子からたくさんもらってたくせに!」





「ナニ、もしかして妬いてた?」




私がお前のその口塞いでやろうか。




ガムテープでな!!




ぐるぐる巻きにしてやろうか、コラ。




「べつに妬きません。」





「ムキになってるところ、怪しいな。」




「.......なってません。」




「ふっ、なんだよ今の間は。」





「間なんてあいてないし!」




「で、チョコは?」





.....おい!人の話を聞けよ!



どれだけチョコ食べたいんだよ!




女子か!女子でもそんなチョコ好きいないわっ!





「......はい。」




私は用意していたチョコを梓に渡した。