頭の中は混乱状態。
何が起こって、何がどうなってるの?
「香澄ちゃん、いい子すぎるよ。」
「え、........?」
「遠慮ばっかりしてたら、自分がいつか崩れちゃうよ?」
「それ、は.......どういう.......」
「香澄ちゃんのこと、見てればわかるよ。あずくんのこと、好きなんでしょ?」
見透かされてた、のか.......
バレてたのか.......
「転校してきて、あずくんとのやり取りを見て、すぐ分かった。」
凛ちゃんは、私よりも強い子なんだ。
私は怖くて、何も伝えられない。
凛ちゃんはこうやって人に気持ちを伝える強さを持ってる。
「あずくんの気持ちもバレバレ。小さい頃から一緒にいたから、あずくんが香澄ちゃんのことをどう思ってるかなんて一瞬でわかった。」
全部、分かってて.......
それでも、諦めなかった......
チョコ作って、告白もして。
自分で頑張ってふたりの時間を作って。
私とは大違いだ.......
「だけど、少しだけでも可能性があるかもって。ちょっとだけ期待してた。香澄ちゃんも口では好きじゃないって言ってたし。」
凛ちゃんはそう語りながら、静かに涙を流した。
つられて、自分の目じりも熱くなる。

