私みたいな男勝りな女、やっぱりダメだよね......
素直じゃないし。
逃げてばっかりだし。
凛ちゃんみたいな、女の子らしくて、可愛くて。
告白だって勇気出して自分から言えるこの方が断然いいよね。
負けた、んだ.......
分かってたよ......
勝ち目なんてないって。
分かってた、のに.....っ.....
「.......っ」
覚悟、してたはずなのに.....
私なんて梓には見合わないって、分かってたはずなのに.......
それでも、私を好きだって言ってくれることがとても嬉しくて。
いつも、私の近くにいてくれることに安心して。
私が少し突き放しても、近くにいてくれるって。
たとえ、凛ちゃんみたいな美人さんに告白されても。
もしかしたら私のことを選んでくれるかもしれないって.......
期待、してた......?
だとしたら、ホントに大バカものだ。私は。
なにに余裕を持ってたんだろ。
ここで泣いたら、ダメなのに......
凛ちゃんに、私は梓が好きだって言っているようなものなのに。
私になく資格なんて、ないのに。
「.......っ、そっか.....おめでとう。」
無理やり笑った。
涙を引っ込めなきゃ。
ちゃんと、祝福してあげなきゃ。
やっとの思いで告白して、思いが通じたんだもん。
だけど......ほんの少しでも気を緩めたら、涙が溢れてしまいそうで。
だけど、凛ちゃんにそんなこと知られたくない。
私は顔を隠すために、再び俯いた。

