【完】恋なんてするものか!







───ガラガラガラ





教室に入ってきたのは、凛ちゃんだった。






梓の姿はない。





「あれ?香澄ちゃん?どうしたの?」






「え、あー、いや........ちょっ、ちょっとね、やることがあって......今、終わったとこ。」






そりゃ、凛ちゃんからしたらびっくりするよね。






教室に私がいるなんて。





咄嗟に変な嘘ついちゃったけど......





別に大丈夫だよ.....ね?







て、ていうか............き、聞きたい.....







告白の結果が、気になりまくってる。






だけど、聞けない.......






どんな答えが返ってくるのか、怖くて聞くことが出来ない!






聞いたら今よりはスッキリするのに。





で、でも、聞かなきゃ前に進まないし.......





いつかは知ることになるんだろうし......







ええい!!






「そ、それで?こ、告白......どうだった.....?」






この際聞いてしまえ!





ウジウジしたって意味ないし。





凛ちゃんの顔を見ることが出来ず、俯く。






「あのね........」





ど、どっち........





どっちなの.........






「付き合うことに、なったよ......」






「....」





ああ。





そうか。




そうだよね。