【完】恋なんてするものか!







そして、1番気になる凛ちゃんは、放課後に梓のことを呼び出したと言っていた。






放課後、凛ちゃんは梓に告白するんだ......





私はもう気が気じゃない。






放課後なんてこなければいいとさえ、思ってしまう。





もしかしたら今日の放課後で、私の恋は終わりを告げてしまうかもしれない。






「チョコ作ったんだから、何がなんでも渡すのよ!」






そう言われたって........





緊張しちゃって渡せないよ........





休み時間のたびに違うクラスから、先輩後輩から、女子が梓の周りを囲っていて。





放課後は凛ちゃんが告白する。





そんな中でいつ渡せばいいって言うのよ.......







グダグダと、タイミングを掴めずにとうとう放課後になってしまった。






「じゃ、じゃあ行ってくる......!!」






凛ちゃんは、梓との待ち合わせに向かった。





ああ......もうこの時間がやってきたのか。






なんか、胸が張り裂けそう。





「で、どうすんの?チョコ。」






「どうしよ.......」






ここまできたらもう、渡せない可能性の方が高いよね......






初めて、好きな人のために、好きな人を思って作ったチョコ。







「黒河くんのカバン残ってるし、待ってれば戻ってくるんじゃない?」







「で、でも.......凛ちゃんと付き合ってたら邪魔じゃない?」






「それならそれで、ちゃんと自分の気持ち伝えるだけ伝えて次に進めばいいじゃん!少しくらい引きずったって。もしこのまま気持ち言えずじまいで終わる方が後悔すると思わない?」







「そ、それは言えてる.......」