【完】恋なんてするものか!







今、梓の隣にいるのが自分だったら......






みんなからお似合いだねって言われて。






休み時間も、お昼休みも一緒にいられたら。





私もあんな幸せな顔してるのかな......




人生初めての恋。





いろんな感情がグルグルするんだな。






「嫉妬してるでしょ。凛ちゃんに。」






「.......うるさい。」






「あらあら。乙女ね。」





絶対バカにしてる。




完全にバカにしてる!






もう、開き直るしかない。






「嫉妬して何が悪いのよ!」





モヤモヤするんだもん、仕方ないじゃん。






私だって.......梓とああやって....笑いあって........






心の中でそう思いながら恥ずかしくなってきた。







「なにもないよ。それが普通だから。」





いつになったらこの嫌なモヤモヤから抜け出せるの。






胸が苦しくて、切なくて。





こんな思い、できることなら今すぐなくなってほしい。






耐えられない。






「香澄、強気強気!」






「うん.......」





ダメダメ。




弱気になった分、梓の気持ちは離れていく。





そう思って頑張らないと。





ほ、ほら、今は凛ちゃんの流れになってるかもしれないけどさ?






何かの拍子でその立場が私になるかもしれないじゃん?





そう思って、なんとか自分の気持ちを取り戻すことしか出来なかった。