【完】恋なんてするものか!







バカだなあ。





なんで自分で言って泣きそうになってる。







私、こんな弱虫だったか?






もっと、ガツンとしてなかった?





失敗なんて恐れず、自分の気持ち押し通すこと、できてたのに。







梓のことになると調子狂う。





いつもの自分じゃいられなくなる。






思ってもないこと言ってみたり。






今まで考えたことなかったこと考えてみたり。






今までしたことないようなことしたり。







下唇を強く噛んで、モヤモヤして今にも流れてきそうな涙を引っ込める。






「そ、っかあ.......」






「だ、だから、応援してる.....から.....ね......」






凛ちゃんにそんな言葉をかけた私。






自分でもいいながら、『あーあ、言ってしまった。』って思ってたけど。






もう訂正することなんてできなくて。






凛ちゃんはとても嬉しそうな顔で「本当?ありがとうっ!」と言ってた。






凛ちゃんと梓が幸せならそれでいいかも、なんてぼんやりと思ってた私。







「ばっっっっかじゃないの!?」







だけど、次の日美華に大説教をくらった。







「あんたホント、大バカ者だよ!?」






「そ、そこまで言わなくても.......」







「そこまで言わなきゃわかんないでしょ!!」







それはもう、ものすごい剣幕で怒られました。






いつもより真剣な顔付きで怒るから、さすがの私もシュンと小さくなる。