【完】恋なんてするものか!







「ねえ、私でいいの?」






「何がだよ。」






「え、だって.....誘われてるんでしょ?他の女の子たちから。」







「今更そんなこと言うなよ。俺は香澄と一緒にいてーの。分かった?」







「う、うん......」





そうかもしれないけどさ......





そんなこと言われて嬉しくないわけないんだけどさ.....






それでもなんか、申し訳ないというかなんというか.......






ま、まあ?無理やり私に予定空けさせといたんだし他の女の子と過ごすとか言ったら許さないけどさ?






私なんかでいいのかな?って、たまに思う。






「香澄って、案外ネガティブだよな!」







「そ、そうかな??」






「もっと自信もっていんじゃねー?」






別に、自信がないわけではない。





ネガティブだって、自覚も特にないし......






「あ、ありがと。」





でもなんかフォローしてくれたから、お礼は言っておこう。





学校をあとにした私たちは駅前のファミレスでお昼を食べた。






少し雑談をしたあと、ファミレスを出る。






そのあとは夕方まで駅の中のお店とかで時間を潰した。






「ねえ、どこいくの?」





予定は空けとけって言われたけど、行き先とかは聞かされてない。






美華たちは近くのイルミネーションに行くって言ってたけど。






「内緒。電車乗るぞ。」





そう言うと駅の中に入っていく。





電車乗るの?






てことは、少し遠出ってことかな??






慣れた足取りの梓についていくことしか出来ない私。






切符を買い、やってきた電車に乗り込む。






1時間以上は電車に揺られただろうか。






あまり足を踏み入れることのない田舎にやってきた。






田舎といってもある程度は栄えているけど。






夕方5時を過ぎたけど、さすが冬だ。





もうあたりはすっかり真っ暗。






電車を降りたあと、バスに乗り40分ほど。





最寄りのバス停につき、バスを降りた。