確信犯でやってるのか、天然でやってるのか。
私が逃げたい時に限って、私が逃げられない、私が弱い手段を使ってくる。
そう。こうやって質問攻めをしてくることだ。
「本当?」
「う、うん.....」
「嘘じゃない?」
「うん、嘘じゃない.......」
....な、なんで無言なの。
何なのよ、この目力は。
何か言ってよ。
「な、なに.....なんで無言なの......?」
「目、泳ぎまくってるよ?」
う、うそ......
バレないようにしっかり目見てたはずなのに。
「嘘なんだ。」
「っ.......ちが.......」
「俺に嘘ついたんだ。」
「ほ、本当だって......」
「そんなぎこちない嘘で、俺のこと騙せるとでも思ったの?」
クイッと私の顎を持ち上げた。
結局、梓の流れに持っていかれてしまった。
挑発するような目で私を見据える。
「悪い子だなー、俺に嘘つくなんて。」
私の下唇を指でなぞる。
ドキドキと胸がなる。
少しずつ、頭が白くなっていって。
思考回路も回らなくなる。
「そんな悪い子には、このままここ奪っちゃおうか?」
ニヤッと、口角を上げながら勝ち誇ったかのように言われる。
だめだ.......ふわふわしてきた。
近くにあるあいつの顔に、甘いセリフ。
嫌でもドキドキするよ.....
「ここでキスされるか、クリスマス俺と過ごすか、どっちにする?」
「く、クリスマス過ごすから.......」
「ふっ、よろしい。」
そう笑うと、私から離れる。

