【完】恋なんてするものか!







きっと人生で最後の修学旅行。





忘れられない思い出ができた。





修学旅行の思い出話をしながら帰り道を歩く。





思い返すと既に戻りたいなあ、って思う。






たくさん笑って、たくさんはしゃいだな。





やっぱり一番は水族館と国際通り。






「よし、到着。」





話しながら歩いていると、あっという間についてしまった。






「送ってくれてありがとう。」





頼んではないけど。





心配してついてきてくれたし。




一応お礼は言っておく。






「少しでも香澄といたかったからな。」






「またそういうことを軽々しくいう。」






「軽くねーよ。本気で思ってるわ。」






あんたの本気が一番わからないんだけどね。





どこが本気なのか。





なんかまだ、チャラ男のプレイボーイっていう印象が消えないんだよね。





ほら、人はそんなすぐには変われないって言うしさ?






「はいはい、そりゃどーも。」





「ぜってー信じてないだろ。」






「まあね。」






信じて騙されるなんて嫌だもーん。





最後の最後まで疑ってやる。






「気をつけて帰ってね。」






「さんきゅ。よく休めよ。」






「はーい。」





軽く梓に手を振り、梓が背中を向け歩き出したのを確認してから家に帰った。






波乱な修学旅行だったな.......





でも、少し心が変わった。






あまり自覚はないけど、そんな気がした。