恥ずかしさでどうにかなりそう。
「隣でイチャつかないでよね!私の居場所なくなるでしょー!」
「い、イチャついてない!断じてない!」
私ってばなんてことしちゃったの!
こんな人目でつくところで!
穴があれば入りたい気分だよ......
「ひとりで顔赤くしてないで、着くぞ。」
そんな梓の冷静な一言で、もう到着するのだと気づいた。
そんなに寝てしまったのか。
近くの荷物を軽くまとめ、降りる準備をする。
帰ってきちゃったのかー。
なんか、全然物足りないなあ。
空港からは再びバスに乗り、学校までの道のり。
みんな疲れたのか、バスの中はシンと静まり返っていた。
学校につき、解散になった。
「じゃあ、また学校でねー!」
「みんなありがとう!!」
明日から2日間は振替休日でおやすみ。
3日後から学校が始まる。
美華たちに手を振り、校門をあとにした。
........のはいいんだけど。
「ねえ。なんでついてきてるわけ?」
不審者かのように後ろをつけまわす梓に怪訝の表情を浮かべる。
なんで当たり前かのようについてきてるの?
家こっちじゃないくせに。
「こんな薄暗くなってんのに、女ひとりで帰らせるほど、最低な男じゃねーよ。」
いや、お前はチャラ男の最低男だ。
そろそろ気づけ。
ま、まあ.....今はもう落ち着いてるけどさ。
なんか梓のいい部分を認めるのには気が引けるというかなんというか......
「いいよ、この辺別に変な人でないし。」
「それでも心配してんだよ。甘えとけ。」
そう言うと、私の横に並び同じスピードで歩き始める。
変なところ頑固な梓には勝てない。
私はもう何も言わず歩くことにした。
「修学旅行楽しめたか?」
「うん、楽しかった。」
いろいろあったけどね!?
でもまあ、全部ひっくるめて楽しかったなって思える。

