「幸せそうで何より。」
矢島くんも感心しちゃってるし。
ここには私の味方はいないみたいだ。
その後は時間まで班全員で国際通りを楽しんだ。
明日はもう帰るだけ。
だから実質今日で修学旅行の楽しみは終わってしまった。
なんか、まだまだ沖縄にいたい気持ち。
みんな両手いっぱいにお土産を買った。
重い荷物をなんとかもちながら、ホテルに到着。
自分の部屋に戻り、荷物の整理をする。
「てか、本当に回りくどいよねー香澄たち。」
なんで最近、美華と話す内容は私と梓のことなのだろうか。
口を開けば私たちのことばかり話をしてくる。
それしか話すことないのか?ってくらい。
そろそろしつこくない!?
「両想いなんだよね?」
「だからー、違うって何回言えばわかるの!」
「でもー、香澄ちゃん梓くんといるときとても楽しそうだけど?」
ゆうのちゃんも、あおいちゃんも美華の味方だ。
別に、梓といてつまらないわけではない。
だからといって、特別楽しいわけでも......ないけどなあ.......
「本当香澄は、自分のことに対しては鈍感すぎるくらい鈍感だよね。」
「んー、そうかなあ?」
敏感でないことは確かだけど。
本当に私は、梓のことどう思ってるのかなあ?
色んな思いがぐるぐるして、結局答えにたどり着けてないんだよね。
自問自答ばっかり。
自分の都合のいいように答えを出している気もするけど.......
「ま、私たちは鈍感で遠回りばっかりの香澄のこと、最後まで見守っててあげよう!」
「「うん!!」」
美華の意味のわからない発言に、なぜか頷いちゃってるあおいちゃんとゆうのちゃん。

