なのに.......なんで..........
私が写真撮ろうって言ったら、ああやって笑顔で写ってくれたのかな?とか。
写真なんてめんどくせー、とか言いそうだな、とか。
そんなことを考えたら、なんとなくモヤッとした。
「香澄?どうかした?」
「え?う、ううん、平気!行こ!」
梓が私に気づかないうちに、その場を離れようとした。
しかし、
「あ、香澄ちゃんと美華ちゃんだー!」
私たちの姿に気づいたあおいちゃんが、大声で私たちに声をかけた。
別に、声をかけてきたあおいちゃんが悪いとかそういうんじゃないけど。
でも、今はなんとなく、梓に会いたくなかった。
あおいちゃんたちがくれば、必然と矢島くんも梓もこっちにくるわけであって。
「よ。」
私の気持ちなんて知る由もないあいつは、いつも通り私に声をかけてくる。
「よ。」
今私、不自然じゃない?
ちゃんと笑えてる?
嫌な汗をかく。
「ねーね!みんなで写真撮ろう!」
美華の声で水槽の前にみんなで並ぶ。
隣にやってきたのはもちろん梓。
「俺が隣だと嫌なのかよー!」
なんでか分からない。
自分が何かをしたのかすら。
でも、いきなりそんなこと言われたものだからビクッとした。
「はい、チーズ。」
シャッターが切られたあと、
「い、いきなり何よ!」
そう、梓に聞く。

