「昨日の夜は.......なあ?」
挙句の果てには梓までそんなことを言ってきたもんだから。
「.......////」
見事に昨日の夜のことを思い出した私は何も言えずに俯いた。
「ちょ、ちょっと!香澄ちゃん顔真っ赤!」
「香澄ったら、やらしー!」
それはそれは周りからとことんからかわれた。
再び心臓がバクバク言ってきた。
目の前にあるご飯すら手を出せなくて、とりあえず俯くことしか出来なくて。
「黒河くんも相変わらずやるねぇ~!」
ニヤニヤしながら美華は梓にそんなことを言っていた。
周りにとことんからかわれた私は、ろくに朝ごはんも食べることができなかった。
うまくからかわれるのを躱(かわ)していた梓とは違い、どうすることも出来なかった私。
朝らかどっと疲れた。
私にも臨機応変にその場をしのげる能力があればなあ.......
なさすぎて笑えない。
ご飯を食べ終わった私たちは部屋に戻って荷物を持ってバスが待っているホテルの入口に向かった。
今日の一番楽しみなところは水族館。
有名なジンベイザメやチンアナゴなどを見るのが楽しみだ。
***
「では、時間になったらバスまで戻ってきてください。」
午前中は違う場所の見学をし、お昼を食べてから水族館にやってきた。
注意事項などを話されたあと、あとは集合時間まで自由時間。

