消灯後に部屋抜け出せなんて、何考えてんの?
つくづく理解に苦しむ。
「行かなくていいかな。」
「それは私が許さない!」
なんでそこ、美華が許可の権限持ってるの?
そこは私が先生にバレないように、行くなって言ってくれるのが友達じゃないのか!
部屋に戻って、お風呂に入る。
部屋ではみんなで女子会。
恋の話だとか、グチだとか。
典型的な女子数人でする会話が繰り広げられた。
男友達もたくさんいるけど。
やっぱり女子と話してる方が楽しいな、って心から思った。
「そろそろダーリンに、愛に行く時間ね♡」
消灯時間がすぎても、起きてるのは当たり前で。
それも先生も承知済み。
静かにして、部屋から出なければ特に細かいことは言わないと言っていた。
既に時刻は11時を15分ほど過ぎていた。
話に花が咲いた私たち4人は、眠気なんて微塵もなかった。
「ダーリンじゃないから!」
「修学旅行の夜に二人きりって.......」
「なんかあるね、これは。」
美華も、あおいちゃんも、ゆうのちゃんも。
みんな同じ顔しながらニヤニヤしている。
悪い笑みだ、みんなして。
そんな、誰がどこで見てるかわからないホテルの広場で何かあったらたまったもんじゃない!!
何かなんて、起こさせるもんですか!
15分なんてあっという間にすぎて。
みんなに背中を押されながら部屋から追い出された。
シーンと静まり返ったホテル内。
誰一人いない廊下。
私の足音だけが静かに響いていた。

