【完】恋なんてするものか!









沖縄についてから、すべてが感動的で。






初めて食べる沖縄料理もとても美味しかった。






バイキング形式だった夜ご飯。






私と美華は、男子並みにおかわりをしておなかいっぱい食べまくった。







自主解散となっていたため、膨れたお腹をなんとか持ち上げ、自分の部屋に戻ろうとした時。







とんとん、と肩を叩かれた。






振り返ると、梓が立っていた。






「?どうかした?」






「夜11時、食堂前の広場で待ってるから。」







「は?何言ってんの?」






消灯11時なんだよ?





それ過ぎたあとに自分の部屋抜け出すなんて、おかしいでしょ!






バレたら絶対怒られる!







「え、日本語だけど......」





真顔で屁理屈言ってんじゃねー!






「違うよ!消灯時間、あんたも知ってんでしょ?」







「うるせーなー。少しくらい平気だって。来なかったら......わかるよな。」






そ、そんな脅されたってねぇ.......






私をまっすぐと見る梓。






その目は私に、何があっても来いと訴えていた。







「.......ぬ、抜けられたらね。」







「何があっても抜けるんだよ、バーカ。」









バカはあんたでしょうが!







私も私で、なんで今やつの言う通りになってるんだか。







バカなのかもしれないな、私。






友達とはしゃぎながら部屋に戻っていく梓。







「夜中に抜け出せ命令だなんて、まったくラブラブなんだから~~~!」







肘でつんつんしながら美華がからかってくる。