【完】恋なんてするものか!








「ね!やっぱお揃いのもの買うよね!」







「え、もちろんでしょ!」






美華と話をして盛り上がる。







梓の顔をチラッと見る。






矢島くんと楽しそうにネットサーフィンしていた。






なんかこう見ると、まだまだ高校生だなって思う。







無邪気に修学旅行を楽しみにしている感じだし。









「ねえねえ、香澄ちゃん、梓くんと付き合ってるの?」








「えええええ!ないない!ありえない!」







ヒソヒソと耳打ちをしてきたのはあおいちゃん。






隣で興味深そうにゆうのちゃんも私の答えを待っていた。







いきなりとんでもないことを囁かれたから、無駄にリアクションが大きくなった。







「えー、そうなんだー。お似合いだと思ったんだけど!ね!?」








「うんうん!美男美女だしさ!」







どこでどんな噂が流れてるのか、分からないものね.......







なんで私が梓と付き合ってるってことになってるんだろう?







周りからはそう見えるのかな?






私はいつも嫌味たっぷりなのに。







「あーゆーチャラいやつ嫌いだし、恋とかめんどくさいし。」







「さすが香澄ちゃん!カッコイイ!」







そうかな??






だって、嫉妬するとかされるとか。






周りからからかわれたり、噂されたり、気使われたりするのすごく嫌だし。








私は平凡な高校生活を過ごしたいだけ。







「でも安心して!もうすぐゴールインだから!」






と、横から余計なことを言い出したのはもちろん美華で。







そんな美華の言葉に二タニタと笑うあおいちゃんと、ゆうのちゃん。