【完】恋なんてするものか!






ちょ、ちょっと??





人前ですけど?








ここ、学校の中庭ですけど!?






先生とかに見られたらどうするの!







美華だっているのに!!






「そんな男みたいなやつやめなよ!梓じゃなくたって誰でもいいんだから!」








「それはお前だろ?俺じゃなくてもいいんだろ?彼氏もいるし、俺以外の男とも繋がってんだろ?それに.....」







「いやあっ........!?」







チュッと可愛い音を立て、梓は私の頬にキスを落とした。








「たとえ普段サバサバして男っぽくても、こうやってほっぺにチューしただけで顔真っ赤にして照れて可愛い姿、誰よりも女の子っぽいと思うけどね?俺は。」







ニヤニヤと私と梓を見つめる美華。







そして、口を開けたまま呆然としているミナ。







「誰かさんと違って、純粋でピュアで可愛い女の子なわけ。これ以上俺の可愛い香澄のこといじめるなら、女だろうと容赦しないけど?」







「なによ.....!あんただって、ほかの女と適当にホイホイ関係持てるようなチャラ男のプレイボーイなくせに!アンタみたいな男、こっちから願い下げ!顔がいいからって調子乗らないでよね!」







「なんとでも言えよ。俺はもう、前みたいなことは二度としない。これから先ずっと香澄一筋だからよ。」








「もういいわよ!ふたりで勝手にやってれば!!」






そういうと、ドスドスとその場をあとにしていった。







嵐が過ぎ去ったみたいだ。






ドッと疲れが襲ってきた。






「美華、梓、ありがとう。」






ふたりがいてくれなかったら、私どうしようもできなかったと思う。






あのまま、言われっぱなしだったと思う。