変に胸がドキドキいってる。
もうー、朝から忙しいな。
「香澄も案外可愛いとこあるじゃん。」
「可愛くないわっ!」
私が可愛くないことなんて、美華がいちばんよく知ってるでしょ!
私の近くにいるんだから。
チラチラと梓の方を気にしてると、一瞬目ミナと目が合った。
その時、勝ち誇ったような視線を送られた。
ムカつく。
なんなのよあの目は!
朝からイチャイチャしてんじゃねぇ!
目障りだし、やるならほかでやっ..........
やってほしくはない、なんて思った私はやっぱりバカかな。
朝から変なもの見たから思考回路がおかしくなってる。
私は勢いよく机に突っ伏した。
なんでこんなにもイライラするかな。
なぜか放っておけなくて。
気になってしまう。
それから1週間。
毎日、毎休み時間、梓の元にやってきては楽しそうに会話をしているミナ。
見ないように。気にしないようにはしているけど。
それでも、チラッと斜め前に目を向ければ見たくもない光景が目に入ってきた。
梓は相変わらず愛想笑いというか、どこかどうでも良さそうな態度をしていた。
それでも、私と梓の時間を減らしていることにミナは満足そうだった。
そして1週間たったある日の放課後。
私は再びミナに呼び出されていたのだった。

