だけど、他人からああやって言われると、けっこう心に刺さるなあ。
だからって負けたくないけど。
重たい足をなんとか動かし、家に帰った。
次の日。
教室に入ると、梓の席で楽しそうに会話をしているミナが目に入った。
席に座ってる梓は興味無さそうだけど。
しきりに梓にスキンシップを繰り返すミナ。
見てられなかった。
なんだか、胸のあたりが痛い。
チクチクして。もやもやする。
「おはよー!どうしたの?そんなくらい顔して。」
「んーん。なんでもー。」
私より後に登校してきた美華。
顔に出てたか。
美華に心配されちゃった。
美華は、不思議そうに梓の席のほうに目を移し「ああ。あれか。」と、納得したように言った。
「ヤキモチ、妬いてるの?」
「やっ......!?」
私が、梓にヤキモチ!?
ありえない!
「違うよ!実は昨日さー。」
私は下校したあとの話を美華にした。
「だから、ヤキモチとかじゃなくてムカついてるだけ!」
「関係ないよ!黒河くんにヤキモチ焼いて、ミナとかいう人に嫉妬してるんでしょ?」
「し、してないってば!」
ただ、朝から見たくない女の顔見たな、って思って気分が下がってただけで。
決してミナと梓が会話してることにイライラしてたわけじゃないんだから。
へ、変な事言わないでよね!

